105円も95円も考えにくい相場の泳ぎ方


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100円に近くなったら買い、101円台で売り場探しが有効である、と現在のドル円相場に対する相場観を前回申し上げました。

これが有効である根拠は緊張感の無さだと述べましたが、おそらくその最大の理由は株高と資源価格の安定でしょう。この両者が危機的な状況になっていないため、為替相場にもあまり影響はないだろうというのが市場に流れているムードです。

少し前にはBREXITでとんでもない大荒れ相場があった後だけにで、相場が癒しを求めているのかと思うほど、現在の為替相場には大きな動意がなく、小刻みな値動きが続いています。

そうなると下は95円、上は105円と囁かれていたような状況になるとも考えにくく、雇用統計などのネガティブサプライズがあった場合にようやく99円台が見られるというのが当面のイメージでしょうか。しかし、そこで99円台を一瞬見せたとしてもさまざまな思惑によって100円台に戻って来る可能性が高く、よほどそこに居たいのかと思わされるイメージを持っています。

以上の理由から、ドル円での当面の戦略は上でも下でも100円から遠ざかったら逆張りでいきたいと思います。



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