クロダゾーンが事実上の崩壊


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アベノミクスが市場の大きなテーマになっていた頃、同じように意識されていたものにクロダゾーンがあります。すでに言葉自体が死語のようになってしまっているのでご存じない方もおられるかも知れませんが、ここでいうクロダとは、いうまでもなく日銀の黒田総裁のことです。

この黒田総裁はアベノミクスの主役ともいえる人で、これまで消極的だった金融緩和に積極的な人として知られています。アメリカとEUが軒並み金融緩和をしたことで通貨安競争のようなものが起きて、市場に大量に供給された資金が円買いに回り、異常な円高になったことを是正するのが黒田総裁に与えられた大きな使命でした。

黒田総裁はその期待に応え、本人が「異次元の緩和」と表現したように、何兆円もの資金を供給して大規模な金融緩和を実施、それがアベノミクス相場をつくり出してドル円120円台という奇跡的な相場となったのです。

そこから再び円高になると黒田総裁が許さないとばかりに、115円や110円など節目では黒田バズーカと呼ばれる金融緩和が実行されました。

このように円高になると日銀の介入を警戒する意味から、クロダゾーンが存在したのです。今はもう何度もあったクロダゾーンの関所を超えてしまったので、ドル円はクロダゾーンの存在しない100円の節目に来てしまいました。

クロダゾーンという言葉も、今は昔。もはや意識する必要がなくなったのかも知れません。




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