ドル円100円の攻防その1 100円という大きな節目


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2016年の外為相場は、ドル円がアベノミクス相場から下げて100円を割り込むかどうかという相場展開が何度も見られました。実際に100円に相場が迫って来ると押し戻されて、再び101円や102円近辺に戻されるという展開が続いており、やはり100円というのは大きな節目であることを意識させられます。

こうした展開が何度も続くと、いっそう100円に対する意識は強くなるでしょう。市場参加者は人間なのですから、2桁である99円台と3桁である100円台とでは意味合いが全く違うように感じられるようになってきます。

人間的の心理的なサポートラインがあることに加えて、100円という節目にはさまざまな憶測のバリアーもあります。日銀当局による、「100円割れたら介入」という口先爆弾や、大口投資家による100円割れへの防戦など、100円を割れた困る勢力による防戦はかなりのエネルギーを持っています。

下手にそこで下を攻めてはじき返されたら損失になるので、100円ちょうど辺りに迫って来ると急にドル売り円買いの勢いが弱くなることが、現在の100円をめぐる神経質な相場をつくり出しています。




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